
米倉誠一郎: 今、日本も音を立てて変わっているなという気がします。サブプライムの影響は日本だけじゃないですから、日本企業、銀行などが頑張って日本の省エネルギー技術とか、新しいディメンションを開いていく大チャンス。特に若いみなさんには活路を見出してほしい。
球団経営にも新しい人たちが出てきました。1年目で黒字なんか達成できるわけがないと言われた弱小球団を黒字にした島田さん。彼が手掛けてきたことには、ちゃんと論証があって、しかも結果が出てきている。こういう会社が今の時代をつくっているんじゃないだろうか。伝説の営業マンで、日本のビジネスの開拓者の一人が、新しいスポーツ・ビジネスにチャレンジしているというのは非常にエキサイティングで、我々が同時代の目撃者になれるというのはすばらしいことだと思っています。
島田亨: 今年(2008年)1月1日に球団のオーナーに就任して、今日初めてオーナー会議に出てきました。今日は、野球ビジネスについて、これまでどういうことをやってきたのかをお話しさせていただきたいと思っています。
わたしは昭和40年の3月生まれ。大学を卒業して、最初に『リクルート』に入りました。後に『ぴあ』の社長になった坂本健さん(※編注:2008年4月現在、取締役 専務執行役員)がリクルートの広報室にいて、杉並区の中学校でおもしろい企画を打ち出している藤原和博さんは、当時同じ事業部の部長さんでした。2年たったところで、今『USEN』社長の宇野さんらと『インテリジェンス』という会社を設立し、会社が上場した1年後に退任しました。それから、宇野さんの依頼でカラオケメーカーの経営をやりました。40年ぐらい前にできたメーカーなんですが、そこで「古い組織というのはちゃんと根回しをして戦わなきゃいけないんだな」ということを1年半で経験させていただいたことが、球団の経営に大変役立っています。
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