
遠藤功:
7番目は、細部にこだわること。プレミアムで一番重要なのは、ここだと思っています。お客さんの目に触れるすべてにおいて、完璧性と一貫性を求めなければいけない。商品が入る箱、リボン、バッグ、もうすべてのところに目配せをしなければいけない。ここは日本の会社の下手なところですよね。カルティエやエルメスは上手です。女性が箱をあんなに大切に取っておくのはなぜか。そこに価値があるんです。このぐらいでいいやと思ってしまうと、そこから崩れていく。
京都で有名な川端道喜のちまきは、5本で3150円。1本630円です。日本で一番歴史のある、ちまきです。非常に柔らかな作りで、持ち帰りだと崩れてしまうわけですね。なので、わざわざ持ち帰り用の紙袋の底にクッションを入れてくれる。この小さな心づかいに感動するわけです。そういう感動が無かったら、「えっ、これで3150円!」となるわけです。細部へのこだわりがあるから「ああ、細かいところまで気を使っているね。だから川端道喜だ」になるわけで、やっぱりそういうところを考えなければいけない。
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これまで話した上記の発想を転換し、実際にどういう戦略を打ち出していくのか。














