
島田亨: 我々の場合には、できるだけ垂直立ち上げして地域に密着しようと思い、頑張って地元回りをしました。野球は実際には民間企業の収益ビジネスなんですが、よく公共性のビジネスだといわれます。青少年の育成を考えると公共性の高いビジネスですし、地方自治体からもサポートしてもらっているというのも事実ですから、その分はちゃんと返さなきゃいけない。
けれど、直接お金を出していくということじゃなくて、もっと地元の人たちと我々がwin―winになるような、そういう地域還元の仕方がないかなということ考えました。それで2年目から始めたのが「シートオーナーズクラブ・チャリティ」でした。球団としては、客単価が高い年間シートを売ることで経営が安定するんです。ところがシーズンが終わってみるとシートが余ったりする。そうすると「ああ、もったいなかった」と1枚当たりの単価を計算して、「一般チケットのほうが安い」となるわけです。
そこでシーズン途中でチャリティゲームというのを球団で毎月設定します。その月までに使い切れなかったチケットがあったら球団に送ってもらい、それをいったんまとめて席を用意したうえで、地元の、例えば……
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